中国の通販番組

直接出張とは関係ありませんが。

先日の出張中、何気なく見たテレビの通販番組が強烈だったので、ご紹介します。
通販される商品はオゾン発生器。ボウルやたらいのようなものに、野菜をはじめとする食品と水を入れ、この機械によるオゾンを含んだ空気をその水中で発生させると、食品についた農薬や毒が除去できるというもの。アメリカで開発された製品だとか。
女性司会者の紹介で、開発したというおじさんがその効能を実演します。ボウルに食品と水を入れ、オゾンの泡を出します。しばらくすると、その昔、公害が多かった頃の日本のドブ川に浮いていたような、泡というかヘドロというか、ネトッとしたものが水面に浮かんできます。それが食品から出てきた毒なんだそうで、なんとスタジオで、モルモットにそのドロドロしたものを与え、死んでしまうのをそのまま見せるという演出。
その後、その昔ちょっとドラマで売れたことがあるような中年の女優が登場。結婚してドイツで生活していたことがあるとかで、ドイツではこの製品をどの家庭でも使っているとコメント。すると、客席にいる白人のカップルがそのコメントに同意して頷いている姿が映ったり。

値段がいくらだか記憶していませんが、何とも怪しい商品。確かにオゾンで農薬を除去するような商品があるようですが、この商品の場合は、食品に浸みこんだ農薬まで除去できるとか、そんな毒そのもののようなものを果たしてモルモットが食べるかとか、野菜だけでなく、豚肉の切り身まで水の中に放り込んだり、突っ込みどころ満載です。一番強烈なのは、やはりモルモットが死ぬシーンをそのまま見せるというところでしょうか。

基本的に中国人は他人を信用しません。身内や、よほど信用した相手でなければ、性悪説で考えることがベースです。こんな製品を使うよりも先に、食品の安全性を高めるのが先だろう、という考えは通用しません。なので、こんな製品が生まれてしまうのでしょう。
粉ミルクのメラミン事件の後、中国のオークションサイトで、日本の粉ミルクが高値で取引されていました。安心・安全という面では、日本製というのは非常に信頼されています。こんな状況だからこそ、日本製の食品が商売になるのではないかと思います。

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